2022/09/20

偉人ことわざクイズ  この人だーれだ?

みんながよく知っていることわざの中には、歴史上の偉人にまつわるものがあります。

今日はその中から、いくつかをクイズ形式でお届けします。

 

「判官びいき」の「判官」って誰のこと

 

ついつい、弱いものや負けているものに同情して、味方したくなることがありますよね。

そんな気持ちのことを「判官(ほうがん/はんがん)びいき」といいます。

 

ところで、この「判官」は歴事上の有名な人物を指すのですが、誰のことだがわかりますか?

ヒントは、壇ノ浦で平氏を滅ぼしたあの人です。

そう、判官とは、鎌倉幕府を開いた源頼朝の弟である、源義経のことです。

義経は平家を滅ぼした後、頼朝と対立し、奥州の平泉に追われて、そこで討たれてしまいます。

しかし義経の人気は後世の文学や芸能にまでおよび、多くの人が兄にうとまれた弟に同情しました。

この義経が、「判官」という役職についていたことから、「判官びいき」ということわざが生まれました。

 

 

 

 

「弁慶の泣き所」と同じ意味の英語のことわざは?

 

義経つながりで、もう一問。

 

弁慶の泣き所」の「弁慶」とは誰でしょう?

これは、そのままですね。義経の家来だった、武蔵坊弁慶のことです。

「弁慶の泣き所」は「強い者の弱点」の意味で、弁慶ほど強いものでも泣くほど痛がる急所=向こう脛(ずね)のことを指すこともあります。

 

 

 

 

では、同じ意味の英語のことわざを知っていますか?

答えは”Achilles’ heel”(Achilles heel)で「アキレスのかかと」(アキレス腱)です。

アキレウス(アキレス)はギリシャ神話に登場する英雄で、トロイア戦争で大活躍しましたが、敵にかかとを射られて命を落としました。

 

 

日本語でも英語でも、強者の弱点がどちらも足にあるというのが面白いですね。

 

 

 

「弘法にも筆の誤り」の「弘法」って誰のこと

 

弘法にも筆の誤り」とは、「その道に長けた人でも、失敗することはある」という意味で、

「猿も木から落ちる」と同じ意味のことわざです。

 

弘法大師は、三筆の一人に数えられる大変優れた書道家でした。

三筆とは、平安時代初期の優れた3人の書道家のことで、弘法大師、嵯峨天皇(さがてんのう)、橘逸勢(たちばなのはやなり)の3人を指します。

 

それだけの書の名人である弘法でも、書き損じることがあることにたとえて、このことわざが生まれました。

 

ところでこの弘法大師には、書道家以外に、もうひとつよく知られた顔があります。

 

さて、この弘法大師の別名、みなさんはわかりますか?

ヒントは、平安初期に真言宗を開いたお坊さんです。

そう、空海です。

空海は唐に留学し密教を学んで、帰国後に高野山に金剛峯寺(こんごうふじ)を立て、真言宗を開きました。

 

 

ちなみに、空海こと弘法大師には、もうひとつ有名なことわざがあります。

 

弘法筆を択(えら)ばず

 

「その道の名人や達人は、道具の良し悪しをとやかく言わず、どんな道具でも上手に使いこなす」という意味です。

 

 

「弘法にも筆の誤り」と「弘法筆を択ばず」、2つもことわざになった空海はよほど字が上手だったんですね。

 

 

 

まとめ

他にもことわざの中には歴史上の偉人のエピソードにちなんだものがあります。

調べてみると面白いですよ。

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